2015年10月31日土曜日

[MODO]コンフィグ(設定)について調べる

前回パイメニューの設定を保存する方法についてメモしましたが
やはりコンフィグ(設定)ファイルの理解は避けて通れないと思い調べてみました。長いです(´Д`;)
間違いがありましたらご指摘ください。
以下 Windows版 MODO 901 SP3 での内容です。
バージョン違いの場合は901の部分を置き換えて考えてもらえばよいかと。

■コンフィグファイルとは


コンフィグファイルはMODOで設定した事が記述されたファイルです。
意図的に保存をしなくても次回起動時に設定が残っているのはこのファイルのおかげです。

コンフィグファイルは以下の場所に
C:\Users\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Luxology\Configs
(MODO901なら)MODO901.CFGという名前で保存されています。
MODOを終了するとファイルが更新されるようです。
環境によっては置き場所が違うかもしれない。
メインメニューの システム > 設定フォルダを開く を実行するといいかも

おそらくクラッシュなどで正しく終了できなかった場合は
コンフィグも正しく保存されないのではないでしょうか
複雑な設定をした後、確実にコンフィグに保存しておきたい場合は
メインメニューから ファイル > 設定を上書き保存 を選べば
その時点での設定を保存することができます。

もしもMODOの挙動がおかしくなったり初期状態に戻したくなったら
メインメニューから システム > 設定をリセット を選ぶと
初期状態のMODO901.CFGになって再起動してくれます。
*当然、今まで設定していたものは無くなります
(コンフィグファイルをエクスプローラ上で削除して、MODOを起動しても
初期状態のコンフィグファイルが作られ起動するみたい

…とまあ、ここまではよくある話だと思います。
次はMODOの設定の独特な作法を、解った範囲で書いてみます。


■設定の書き出し/読み込みの基本?


まず、設定の書き出し/読み込み というメニューを見たら
~現在の設定を別名のコンフィグファイル(以下CFG)で書き出して保管し
以前の設定に戻したい時に書き出したCFGを読み込んでMODO901.CFGに上書きして戻す~
こんな感じを想像すると思うのですが…でも↑これ違うんです!

MODOの設定の書き出しとは…
MODO901.CFGから変更・追加した内容だけを抽出して別のCFGに分ける事のようです。
MODO901.CFGの変更・追加箇所は初期状態に戻る!

MODOの設定の読み込みとは…
MODO901.CFGに「指定したCFGを読み込む」という記述をする事のようです。

例えば…
トラックボール回転OFFに設定するとMODO901.CFGに
「トラックボール回転OFFにする」という記述がされます。

次にmystyleという名前で設定の書き出しをすると
「トラックボール回転OFFにする」という設定の mystyle.CFG というファイルが作られます。
書き出したことによりMODO901.CFGにはトラックボールをOFFにする記述は無くなります。

せっかく設定したのにトラックボール回転ONに戻っては意味がないので
書き出した mystyle.CFG を読み込みます。

MODO901.CFGにはトラックボール回転OFFの記述はありませんが
「mystyle.CFGを読み込む」という記述がされます。
mystyle.CFGには「トラックボール回転OFFにする」設定が書かれているので
トラックボール回転OFFは有効になります。

例…長っ

■設定の書き出し方


さて実際の設定の書き出し方法ですが
書き出して読み込む。。なんて面倒くさい事はありません
さっき書いたのは基本を知るためワザと。。(´ω`)ゞ

メインメニューから ファイル > 設定の書き出し... を選ぶと
[設定の一部書き出し]ダイアログ が出るので
任意の場所に任意の名前を付けます。(場所については書くことあるけどまた後で)

続いて[設定の出力]ダイアログが出るので
作成したファイルを読み込む  にチェックを入れれば
書き出すと同時に読み込みをMODO901.CFGに記述をする事ができます
デフォルトはチェックが入っています

また上記の説明では~変更・追加した設定内容だけを抽出~と書きましたが
一部出力 オプションでさらに細かくカテゴリーで分類して抽出する事もできます。
これはリスクの分散とかチーム内で一部設定を共有とかのためかな
ちなみに入力マッピングとはリマッピングの事みたい。
初期設定ウィンドウで設定するからといって必ずしも’初期設定’で出力するとは限らない…

その下にある ファイルに追加 オプションですが
以前出力したCFGに上書き保存する時に重要な役割を持っており
以前の設定を残して新たな設定を追加する場合はON
以前の設定を破棄して新たな設定に置き換える場合はOFF
という動作をします。上書き保存する時は気をつけてください!
間違えたらせっかく作った設定が消えますよ!

■設定の読み込み方

メインメニューから ファイル > 設定の読み込み... 
今まで書いてきたとおり「指定したCFGを読み込む」をMODO901.CFGに記述します。

書き出しの時に「作成したファイルを読み込む」  にチェックを入れていれば
再び行う必要はありません。
MODO901.CFGの設定を初期化して読み込み直す時などに使用する感じですかね。

設定の読み込み... は同じものを読み込む度にMODO901.CFGに記述して
行が増えちゃうお茶目な仕様です(´・ω・`)
テキストエディタで開くと最初のほうに書かれているので試すとわかると思いますw
…最初からCFGを開いた中身で説明したほうが良かったのかもしれない…(;´Д`A``

実は読み込みは「指定したCFGを読み込む」記述がなくても
読み込んでくれる便利な場所があるんです。
MODO901.CFGには初期設定から「~のフォルダを読む」っていう設定がされているので
そのフォルダにCFGを出力すれば以降、読み込みを意識せず運用することができます。

この自動で読み込むフォルダに書き出した場合
書き出しの時に「作成したファイルを読み込む」  にチェックを入れようが入れまいが
読み込んでくれるしMODO901.CFGに「指定したCFGを読み込む」記述はされず
行が増えて汚れることもありません。追記:「作成したファイルを読み込む」  にチェックをいれたら記述はされてた
また、設定の読み込み... で自動で読み込むフォルダにあるCFGを読み込んでも
行が増えて汚れることはありません。(まあ自動で読み込むフォルダにあるから読み込む意味ないけど)
なんだもうこれでいいじゃん。。

自動で読み込むフォルダはMODO901.CFGの最初の数行に
 <import></import>で囲まれたヤツらなのですが
MODO的にはユーザーコンフィグフォルダが推奨?なのでしょうね。たぶん

ユーザーコンフィグフォルダはWindows版だとこちらになります。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Luxology\Configs
またメインメニューから
システム > ユーザーコンフィグフォルダを開く を実行して開かれた場所でも確認できます。
結局、前回のパイメニューの保存とやってることは同じなんですよね(´ω`)

■…でどう使おう


長々とコンフィグ(設定)ファイルと書き出し/読み込みについて書きましたが
個人的には…フォーム・初期設定・キーマッピング・入力マッピングあたりを
ユーザーコンフィグフォルダに別々に書き出して運用しようかなぁ って思ってます。

あぁ…時間掛かったけどなんか理解できた気がする(´Д`;)

0 件のコメント: